Achievements and Strengths

品質技術

あらゆる産業ドメインにおける経験と
最新の技術研究に
基づいて
すべての
ソフトウェア開発に
最適な
QA/テスト技術を提供

論理的に説明・修正が
可能なテスト開発アプローチ
「モデルベースドテスト」

モデルベースドテスト
モデルベースドテスト

テストベース、および開発者が作成したモデルから、テストすべき側面を構造化したモデルであるテストモデルを作成。要求されるテストの厚み、カバレッジクライテリアを満たすようにモデルを網羅しつつテストケースを生成することで、テスト条件の識別からテストケースの生成、あるいはその後のテスト自動化まで、一貫してモデリングとアルゴリズムによるテスト開発を実現します。

テスト設計の成果物(テストモデル)がマシンリーダブルな形で構造化されていることで、テストケースの濃淡の調整、テスト観点の過不足の調整を、テストケース生成ロジックの追加・修正とテストモデルの修正で行えるようになり、テスト開発プロセス全体がパイプライン化でき、高速化、最適化されます。

さらに、ベリサーブではこのテストモデルからテストケースに変換するパターンを社内で蓄積、再利用することで異なる状況のプロジェクト、システムにおいても高精度、効率的なテスト開発プロセスを再現することが可能になります。

ツールチェイン

ツールチェイン

ベリサーブでは、テスト分析からテストケース実装、およびテスト管理(テスト資産管理)まで、テスト開発/実行を幅広くフォローするツールを自社で企画、開発しております。当社技術者、お客様からの多彩なフィードバックに基づき、スピーディにバージョンアップを行うことで、常に時代と現場に即した最適なツールチェインを当社技術者、お客様へ提供いたします。

ツールチェインは当社技術者が現場で活用し、お客様への効率的なサービス提供につなげていくことはもちろんのこと、ツールチェイン単体での提供も行わせていただいております。国産、かつ品質ベンダーならではの強みを生かし、進化し続けるベリサーブのツールチェインにご期待ください。

“アジャイル”対応
「Don’t just do agile.
Be agile」

「息をするようにアジャイルに対応する」 これはベリサーブの中期技術ゴールの一つです。“対応する”には二つの意味があります。一つは、先進品質技術者として、時代の開発トレンドとしての“アジャイル”文化、技術をフォローし、行動、活用できるようになること。もう一つは、お客様が目指す”アジャイルチーム”の確立に向け品質技術をコアにして支援する、という二つの側面があります。

文化、技術のキャッチアップには、認定スクラムマスター資格の取得支援(既に社内数百名の技術者が取得済み)や国内の著名なアジャイルコーチや実践者を招いた社内講演やディスカッション、CI/クラウドなどのアジャイル開発の現場で活用される技術の研修等を実施しております。また、社内横断でのアジャイルコミュニティでは、アジャイルチームへの貢献事例などが活発に議論されています。このように、技術と精神の両面をもってアジャイルチームの強力なメンバーになれる人材の育成に務めております。

「これをやればアジャイル」ではない、ということを私たちは芯から理解しています。変革を続ける製品、チームができるだけ俊敏な状態を保ち続けることができるように、私たちはあらゆる支援を惜しみません。

標準テスト開発プロセス

標準テスト開発プロセス

属人的になりがちなテストプロセスを自社基準として標準化。ワークフローを定義し、作業手順とその成果物・サンプルを含めて「Veriserve Standard Method(略称VSMethod )」としてまとめました。
すべてのベリサーブ社員は、このVSMethodを熟知し、高い品質でサービスを提供することができます。
また、VSMethodが礎となり、検証対象やそれぞれのケースに合った応用も可能に。最適な検証でお応えします。

目的別テスト観点
「システムテストカテゴリ」

当社の実績をもとに
不具合の原因を
分析・体系化
効率的に欠陥を抽出

ベリサーブでは、エンジニア個々の経験やスキルに依存することの多かったシステムテストレベルのテストタイプを、過去データの分析により、発生しやすい不具合やその原因で分類し、11カテゴリからなる「システムテストカテゴリ」として確立しました。
ISO25010シリーズ等の各種品質モデルも併用し、お客様の製品特性に当てはめた、確実で効率的なシステムテストを実施しています。

1. ボリュームテスト テスト対象に対して、大容量、多数量、多種類のデータ処理を要求した場合でも、正しく動作することを確認するテスト
2. ストレージテスト テスト対象の利用するリソースが不足しそうな状態、または不足している状況においても、正しく動作することを確認するテスト
3. 高頻度テスト テスト対象に対して、単位時間内に処理能力の限界を超えるような多数の処理を要求した場合でも、正しく動作することを確認するテスト
4. 累積稼動テスト テスト対象に繰り返し長時間処理を要求した場合でも、正しく動作することを確認するテスト
5. 構成テスト テスト対象と同一環境内のシステムを構成する要素の削除・置き換え・属性変更を行った場合、または別の要素を同一環境内に追加した場合に、テスト対象が正しく動作することを確認するテスト
6. 両立性テスト テスト対象をある環境に対して追加、削除、置き換え、属性の変更を行った場合に、その環境内のシステムを構成する要素が正しく動作することを確認するテスト
7. データ互換性テスト テスト対象に対して利用できるフォーマットのデータを処理させた場合に正しく動作することを確認するテスト
8. 障害対応テスト 障害発生時の影響が局所的なものに抑えられているか、致命的なものにならないか、または障害発生時の影響をどこまで回復できるかなど、発生する可能性のある障害に対応できるかを確認するテスト
9. ユーザビリティテスト テスト対象のユーザーインターフェイスについて、視認性と操作性の良否を評価するためのテスト
10. セキュリティテスト テスト対象への不当な行為を阻止するための対策が適切になされているかを確認するテスト
11. ドキュメントテスト ユーザーに提供されるドキュメント(マニュアル)の技術的な正確性を評価するテスト

テスト観点DB

ベリサーブでは、エンジニア各自の経験に基づいて導出された「テスト観点」を構造化し、マシンリーダブルな形で保持、検索、活用を行えるテスト観点DBを構築し、全社員に提供しております。登録されるテスト観点は各産業分野へ造詣の深いシニアエンジニアにより、観点の構造化や個別の製品、機能名、機密情報の混入が無いかが厳密にチェックされ、テスト観点DB全体の品質を維持しています。

テスト観点DBには5万件(2023年9月現在)を超えるテスト観点が登録されております。これらの膨大なデータをより活用しやすくするため、言語ベクトルアルゴリズムを用いたテスト観点の推奨機能を提供しております。また、前述の通りマシンリーダブルな構造化データとして保持することで、各種機械学習技術を応用したサービスの開発にも役立てております。