第9回システム検証セミナー(ホテルパシフィック東京 品川)

2009.09.09

第9回システム検証セミナー

当日はご多忙な中、前回同様に多くの皆様にご参加賜り誠にありがとうございました。ご参加いただきました皆様におかれましては、システム(ソフトウェア)の品質向上に対し、 多大なご関心をいただいておられるているものと考えております。

弊社では、品質向上に向けて皆様にご満足して頂ける高品質なサービスの実現に向け、日々研鑚を積んでまいる所存でございますので、今後とも皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

会場

株式会社ベリサーブ
システム検証セミナー事務局
tel:03-5909-5700

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セミナー概要

日時 2009年9月9日(水)受付開始10:00〜
会場 パシフィックホテル東京(品川)
主催 株式会社ベリサーブ

プログラム

開催挨拶

株式会社ベリサーブ 代表取締役社長
浅井 清孝

基調講演:検証不要の開発手法に向けて

独立行政法人 産業技術総合研究所 システム検証研究センター
研究センター長 木下 佳樹 氏

<セッション概要>

検証作業の存在は、開発過程が不完全であるために生じている必要悪であるといえよう。情報システムの検証の向上はもちろん望ましいことだが、そもそも開発過程の自由度が大きすぎて、正しいコードも正しくないコードも書けてしまうことが、問題の根っこにあります。
正しいコードしか書けないようにする手法を追求するのがC by C <Correctness by Construction>である。これは何も特殊なことではない。
制御理論では、安定解しか得られないような微分方程式の解法が追求されるし、プログラミングでも構文エディタは、構文的に正しいプログラムしか書けないようになっています。 C by Cでは、数学的に厳格に書かれた仕様を与えると、それを満足するプログラムだけがコーディングされるような仕掛けがなされるし、必要があれば、出てくるプログラムが仕様を満足することの、証明も得られる。これは昨今注目されている形式手法の一種であります。
本講演では、C by Cの原理を覗くだけでなく、形式手法によって、プログラムのテストや、情報システムの受発注がどのように変革する可能性について講演いたします。

スペシャルセッション−1:明日から出来る、テスト進捗の見える化

ブラザー工業株式会社 ソフトウェア第1開発部
チーム・マネジャー 服部 祐二 氏

<セッション概要>

ソフトウェアテストを計画的に行うには、さまざまな管理が必要です。その一番基本となる進捗管理について、いかに「視覚化(見える化)」するかを、自部門での事例をもとに紹介します。
いろいろな段階での事例をご紹介する予定ですので、すぐに役立つものを見つけていただけることと思います。

スペシャルセッション-2:ISTQBを利用したテスト技術向上 〜経験ベースからリスクベースへ〜

ソニー株式会社 ネットワークプロダクツ&サービスグループ
パーソナルデバイス事業部門 システム設計部
ソフトウェア検証担当部長 松本 武勝 氏

<セッション概要>

ISTQB(JSTQB)資格取得が一つの潮流になりつつありますが、資格取得だけでは実務での活用、すなわち品質向上が思うようにはかどりません。ISTQBは個人資格なので、組織としての取り組みが必要です。資格取得までの活動から実業務への反映、さらにリスクベーステスト導入について実体験を踏まえながら説明いたします。

スペシャルセッション-3:ユビキタス特区 携帯端末の国際展開支援用IOT<相互接続性検証環境>の紹介

株式会社横須賀テレコムリサーチパーク
YRP国際ICT技術戦略研究所
事業企画室 次長 太田 現一郎 氏

<セッション概要>

携帯端末の国際競争力強化を目指し、GSM/3Gコアネットワークを国内(YRP)に構築し、NVIOTおよびNOIOT試験環境を構築しています。海外で利用可能な携帯端末に必要なGCF認証を取得する上で必要となる海外での試験を、予め国内で検証し開発効率、開発期間等の開発負担を軽減する。試験用RANおよびCNは国際市場を代表するエリクソン社とノキアシーメンスネットワークス社の装置で構成しています。さらにフィンランドのテストベッドOctopusの協力により外部網に接続可能。2008年度からの3ヵ年は、基本的試験の利用料は無料としています。

スペシャルセッション-4:カーナビゲーションシステムのソフト開発における検証

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
ナビ事業本部 ITS企画開発部
部長 椎窓 利博 氏

<セッション概要>

カーナビゲーションシステムの開発において、ソフトウェアの開発を如何に効率化させるかが重要です。特にソースコード検証は、下流工程での工数低減を図るうえでもその重要度が増してきています。現状当社で取り組んでいる事象を交え、紹介いたします。

スペシャルセッション-5:オブジェクト指向導入による品質向上の取り組み

アジレント・テクノロジー・インターナショナル株式会社
半導体パラメトリックテスト事業部 製品開発部
部長 灘 仁志 氏

<セッション概要>

1994年から計測器の組み込みソフトウェア開発をC++、オブジェクト指向で行ってきています。また、オリジナルのオブジェクト指向入門トレーニングコースを開発し、ほぼ毎年若手・外注エンジニアに対してトレーニングを実施してきました。本講演では、オブジェクト指向がソフトウェアの品質向上にどう寄与するのか、従来のプログラミング手法とオブジェクト指向プログラミング手法がどのように異なるのかを解説いたします。

スペシャルセッション-6:転機を迎えるホームネットワークと情報家電サービス

北陸先端科学技術大学院大学
情報科学研究科 教授 丹 康雄 氏

<セッション概要>

家電や住宅設備にマイコンと通信を組み合わせて様々なサービスを提供しようとする試みは1980年代から継続していたが、いまだ普及している状況とは言いがたい。これに対し、プラットフォーム提供者を創出することでサービス提供開始への障壁を下げ、また、機器メーカも標準インタフェースを遵守すればサービスやシステムまで抱え込まなくてもビジネスができるモデルが現実のものとなりつつあります。本講演ではその概要と現状について講演いたします。

スペシャルセッション-7:自動車用ECU検証でのHILS(CRAMAS)活用

富士通テン株式会社
AE本部制御システム開発統括部
CRAMAS部 部長 深澤 健 氏

<セッション概要>

自動車の高機能化に伴い、自動車用ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)はますます大規模化、複雑化しており、開発効率化および品質確保が課題となっています。ECU検証において自社開発したHILS(CRAMAS)を活用した開発効率化および品質確保の取り組みについて紹介いたします。

ソリューションセッション-1 :手戻り抑止に効く仕様Q&A分析

株式会社ベリサーブ
事業本部 フルライン検証サービス部 部長 江澤 宏和

<セッション概要>

昨今のソフトウェア開発では、派生開発により生じる仕様書間の矛盾点や、仕様書上の不十分な記載が、不具合の原因となる場合があります。当社「フルライン検証サービス」の中で、上流での不具合原因指摘により設計品質を上げ、後工程での手戻り回避を狙った「仕様Q&A分析」の取組みを、事例を交えご紹介いたします。

ソリューションセッション-2 :テスト計画時の考慮事項

株式会社ベリサーブ
事業本部 第二事業部 担当マネージャー 東 弘之

<セッション概要>

日本では組み込みソフトウェア開発の外部委託を行っている企業は7割を超えており、社内リソース不足解消や開発費節減を進めています。しかし自社開発ソフトウェアと比較すると入手できる情報に限りがあるため、外部委託開発ソフトウェアのテストでは工夫が必要となってきます。限られた情報の中で効果的なテストを行えるよう、どのようにテストを計画していけば良いか、そのヒントをケーススタディと共にご紹介いたします。