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【ベリサーブ ナビゲーション2015年春号】掲載記事「品質の真実」No.3

2015.02.25

ベリサーブ ナビゲーション2015年春号掲載記事

「品質の真実」

 テスト観点などに用いられるISO9126 の品質特性は、ソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)としてISO25000 シリーズに統合されています。SQuaRE シリーズでの統合では、「利用時の品質」と「システム/ソフトウェア製品品質」に整理・分類が行われました。
 これらに関しては、経済産業省の調査報告書「システム/ソフトウェア製品の品質要求定義と品質評価のためのメトリクスに関する調査報告 発行:2011年3月」が詳しく解説しています。
参考元:http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/softseibi/metrics/20110324product_metrics2010.pdf

 この調査報告書に従い、「品質構造」の説明をしていきます。SQuaRE では、下記の3つの品質定義によって構成されています。

  • ・利用時の品質
  • ・システムの品質
  • ・ソフトウェア製品の品質


これらの品質は、利用者ニーズを元にして各々の品質要求に定義されていきます。各品質定義の関係は、図1を参照してください。

品質定義の関係

図1 各品質定義の関係

 今回は、前述の品質定義の中で「利用時の品質」について説明します。
テスト設計を実施するときに、対象物のユースケースを検討されると思います。そのユースケースでは、機能的な振る舞いより対象物の利用シーンを考えることが多いのではないですか。利用シーンを考えるときに関連付けされるのが、ステークホルダ(ユーザクラス)です。テスト対象物を利用する人は、さまざまなユーザクラスが存在します。対象物の初心者から上級者、その他では他システムやソフトウェア製品との利用接続など、いくつかの階層が存在します。

銀行システムなどバックエンドを構成するシステムは大規模で複雑であっても、フロントのATM では、利用者が簡単に利用できる上で、誤操作を防ぐことも考慮されています。最近の高性能な一眼レフデジタルカメラなども、初心者にやさしい機能から上級者を満足させるための性能も組み込まれています。一見、相反する利用者ニーズを特定し、利用時の品質要求として定義していきます。
 SQuaRE で定義された利用時の品質は、図2の通りです。ステークホルダ(ユーザクラス)の利用シーンの分析は、「ユーザシナリオテスト」の設計として有効に利用できると思います。

利用時の品質の構成要素

図1 利用時の品質の構成要素

 参考に、利用時の品質の特性の説明は、表に記述しておきます。

「利用時の品質」とはどんなものでしょうか?そこで有効性や効率性などを取り上げて解説します。

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