ニュース

【ベリサーブ ナビゲーション2015年夏号】掲載記事「派生開発の世界と検証」No.4

2015.09.15

ベリサーブ ナビゲーション2015年夏号掲載記事

「派生開発の世界と検証」
変更要求仕様書とテスト設計

XDDP(*1) には、前号で解説したUSDM(Universal Specification Describing Manner)とPFD(Process Flow Diagram)の技法の他に、①変更要求仕様書、②トレーサビリティマトリクス(以後、TM とする)、それと③変更設計書の「3点セット」があります。各書式は、Web 検索で情報を取得できます。3点セットは開発成果物となります。したがって、これらがテストベースとなります。

今回は、①変更要求仕様書とテスト設計を考えます。

①変更要求仕様書は、「変更要求」とその「仕様」が記述されます。XDDPでは変更要求仕様書は、原則はUSDMを用いて記述することになります。一旦、テストデザインの視点でこの「変更要求」を考えてみましょう。派生開発での変更とは、文字通り「要求が変更されて、仕様が変わる」ことです。このときに仕様は、「追加」「変更」「削除」の3種類の変化をします。いずれにしても変更されない仕様に影響を与えてはいけないのですが、「図.仕様変化のイメージ」に示すように、変化の違いで影響を受けるパスが変化します。パスの変化は、インターフェースの変化だけでなく、オートマトンモデルの状態遷移にも影響を与えます。パスの変更などの直接的な影響だけでなく、パラメータの変更などは間接的にも影響します。

仕様変化のイメージ

それでは、テスト設計ではどのような考慮をすればよいのでしょうか。変更要求の内容によって考慮すべきテストレベルが変わりますが、詳細設計レベルの変更を対象にして、機能テストのテストレベルでの考慮ポイントを説明します。機能テストのテストレベルでは、仕様ベースでテスト設計を行います。詳細設計レベルでは、次のようなことが行われます。(IPA/SEC ESPRVer2.0 を参照)

①機能ユニットをプログラムユニットに分割
 プログラムユニット間の優先順位、経路(フロー)、状態遷移などを考慮

②プログラムユニットの処理内容を詳細化
 プログラムユニットでの振る舞い(動作)を設計

③機能ユニット間およびプログラムユニット間のインターフェースの決定
 ユニット間の呼び出し方式や受け渡し変数などの設計

④使用リソース(メモリなど)の見積もり(状況により考慮が必要)

などです。

考慮すべき注意点はその他にもありますが、多くの機能テストは①と②と③をテスト対象としています。

①と②は、機能ユニットまたはプログラムユニットごとの振る舞いのアルゴリズムを設計するフェーズです。プログラムユニットはユニットテストレベルで実施するとして、機能ユニットの設計が、通常の機能仕様に記載されます。この機能仕様に基いてテスト設計する機能テストは、振る舞いベースの因子と条件としての水準を組み合わせて設計されます。

「図.仕様変化のイメージ」にしたがって、機能ユニット毎に影響を分析します。つまり・・・

・・・続きを読む・・・

「続きを読む」をクリックすると「資料ダウンロード」ページへ遷移します。

(*1)XDDPは、株式会社システムクリエイツの清水吉男氏が提案された開発アプローチです。


【関連ページ】

VsAutoStudio

テスト設計書診断サービス

ドキュメント検証サービス

テスト設計

【バックナンバー】

ベリサーブ ナビゲーション 2014年夏号「派生開発の世界と検証」No.1

ベリサーブ ナビゲーション 2014年秋号「派生開発の世界と検証」No.2

ベリサーブ ナビゲーション 2015年春号「派生開発の世界と検証」No.3