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テスト管理クラウドサービス「QualityForward」提供開始のお知らせ

テスト管理クラウドサービス「QualityForward(クオリティフォワード)」
提供開始のお知らせ

 株式会社ベリサーブ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:新堀 義之、以下ベリサーブ)は、テスト管理クラウドサービス「QualityForward(クオリティフォワード)」の提供を7月10日より開始します。

「QualityForward」はリアルタイムでソフトウェアテストの進捗を集計・管理するクラウドサービスであり、特に大規模テストを複数拠点に分かれて行われているお客様に効果的なサービスです。

1.背景

 あらゆるデバイスにソフトウェアが搭載されるIoT 時代を迎え、開発されるソフトウェアの数が増加するとともに、その品質を担保するための検証サービスの在り方も多様化しています。開発現場においては、自社内での検証に留まらずオフショア・ニアショア拠点の活用、また、プロジェクトの規模に応じて複数の検証サービス会社へのアウトソーシングなど、コストを低減しつつも一定の品質を実現するための試行錯誤を日々行っています。

 そのような状況下で、今まではテスト実行の成果を表計算ソフトにて管理しているのがほとんどで、大規模テストを複数拠点に分かれて行う場合、テスト管理者は複数のテスト実行者からテスト結果ファイルを集約し、ほぼ手作業で集計、進捗の把握を行っているのが実情です。

 そのため状況把握に大幅な時間を取られ、集計結果と実際の進捗との間に大きな乖離が発生し、その乖離がさらなる遅延や歩留まりを発生させ、開発スケジュール全体の遅延へと繋がっていました。

2.「QualityForward」のサービス内容

 ベリサーブが開発したテスト管理クラウドサービス「QualityForward」は、クラウド上でテストの進捗状況を入力・集計・管理し、テスト管理者がリアルタイムで結果を確認でき、集計結果のグラフ描画や表計算ソフトなどと同様の処理が可能なサービスです。他社製品と比較した最大の特長は、共同で作業するための機能であるプログレスバー(進捗バー)やWebブラウザ上で簡単にスプレッドシート形式のページ編集ができる機能を搭載し、複数のテスト実行者による同時編集と進捗状況の自動集計が可能な点です。また、大規模テスト実行時の処理パフォーマンスはデータベース、スプレッドシートライブラリの最適化により効果が高いものとなっており、テスト管理において快適な環境をご提供します。具体的な機能やサービス内容は次のとおりです。

(1)テスト実行の進捗状況をリアルタイムで表示するプログレスバー(進捗バー)に、テスト結果がそのまま表示されます。また、事前にテスト完了期日を設定することで、業務の状況を一覧表示するダッシュボードを開いた時点で各フェーズが定量的に表示されます。

テスト成分を表示したプログレスバー(進捗バー)

【テスト成分を表示したプログレスバー(進捗バー)】

(2)テスト実行の進捗やバグの登録/修正の予定実績設定および実績値を、各種システムから取得でき、描画されたグラフを要素ごとに表示し、ある特定の期間をズームして表示することも可能です。また、テストの進捗状況とバグの登録・修正状況の予定実績が折れ線グラフで集計、表示されるため、テストの進捗やバグの検出が予定とどれ位乖離しているかをトレンドで把握することも可能です。

収束曲線グラフ:予想バグ曲線と実績の設定

【収束曲線グラフ:予想バグ曲線と実績の設定】

(3)普段使い慣れたスプレッドシート形式を保ったまま、ブラウザ上で編集およびテスト実行が可能です。徹底したライブラリのチューニングにより、大規模テスト実行時の処理パフォーマンスがよく、同等のデータ量であれば表計算ソフトより高速に動作します。インポートするテストケースや、テスト結果を記入する列の自由定義、フィルタや列幅変更、編集時の行挿入など、現場の担当者が使用する際に気になる部分をきめ細かにフォローしています。

ブラウザ上でのテスト実行・編集(スプレッドシート形式)

【ブラウザ上でのテスト実行・編集(スプレッドシート形式)】

3.利用効果

 これまで、主にテスト管理者またはプロジェクト管理者が行っていたテスト結果ファイルの集約・集計にかかる工数がゼロになります。具体的には、集計シート、集計ファイル、バーンダウンチャート(残りの作業量に時間を割り当ててグラフ表示したもの)、予定実績管理表の手作業による作成、運用が不要になり、人為的ミスがなくなります。また、管理者がリアルタイムで作業進捗を閲覧できるため、作業が止まっていたりペースが落ちたりしている状況が一目で分かり、テスト実行者からの進捗報告が不要となります。このようにテストプロジェクトの管理コスト削減に効果がありますが、複数拠点でのテストプロジェクトにおいては、より大幅な削減効果が期待できます。

 「QualityForward」を利用した場合のテストプロジェクトにおける管理コスト削減効果(当社での実測例)は、以下のとおりです。

テストプロジェクトにおける管理コスト削減効果(当社での実測例)

プロジェクトA:出版関連企業(計測期間:3カ月、プロジェクト規模:約20名、単一拠点)

プロジェクトB:出版関連企業(計測期間:4カ月、プロジェクト規模:約30名、複数拠点)

4.提供価格

 導入の初期費用は不要で月額8万円(税抜)からの従量制契約、または利用料金が固定の一括契約となります。

5.サービス資料(.pdf)

テスト管理クラウドサービス「QualityForward」のサービス資料のダウンロードはこちら
【資料ダウンロード】

6.サービス詳細ページ

URL:https://www.veriserve.co.jp/qf/

テスト管理クラウドサービス「QualityForward」公式Webサイト

7.本件に関するお問い合わせ先

【サービス内容・資料請求に関するお問い合わせ先】
株式会社ベリサーブ
IT 企画開発部 サービス開発チーム:松木
TEL: 03-5909-5700
E-MAIL:qf_support@veriserve.co.jp

【報道に関するお問い合わせ先】
株式会社ベリサーブ
マーケティング部 プロモーションチーム:竹原
TEL:03-6302-0707
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