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テスト管理ツール「QualityForward」とは何か?

テスト管理ツール「QualityForward」とは何か?

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本記事では、ベリサーブが開発および運営しているテスト管理ツール「QualityForward」の特徴を紹介します。特に普段「Microsoft Excel」や「Google Spreadsheet」に代表される表計算ソフトでテストケースやテスト結果を管理している方は、ぜひご覧ください。

QualityForwardとは

QualityForwardは、テストケースの管理や、テスト結果の記録、分析を支援するクラウド型のツールです。

QualityForward公式サイト

QualityForwardを用いると、表計算ソフトに比べてより効率的に、かつ効果的にテスト資産の管理や、テスト活動の高度化を実現できます。QualityForwardは2017年に有料クラウド製品としてリリースし、その後お客さまのご意見やご要望を取り入れながら継続的に進化を遂げました。2023年には、さらなる市場シェア獲得へ向けて、機能制限付きの無料版(フリープラン)をリリースしました。

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表計算ソフトによるテスト管理の課題

多くの方が日々実感されているかと思いますが、今日のデジタルプロダクト開発は、アジャイル開発スタイルの採用が増えているため、製品リリースの頻度がどんどん高まり、リードタイムもどんどん短縮していく傾向にあります。必然的にテスト活動も繰り返しの回数が増加し、その期間も短縮します。

このような状況下で、テストケースのメンテナンスや管理、テスト結果の記録や分析に表計算ソフトを用いることで顕在化する、3つの課題を以下に示します。

1. テスト結果が分散し、また記録様式が不統一であるために、進行中のテスト活動の集計作業に時間がかかる

2. テストケースのバージョンや変更内容が正確に把握できず、テスト準備に毎回時間がかかる

3. 目の前のテスト活動の遂行に精一杯になり、次回に向けたテストの振り返りが十分にできない

QualityForwardを活用するメリット

QualityForwardは、以下のアプローチで3つの課題を解決に導きます。

1. テストケース・結果様式の定型化とリアルタイム集計

表計算ソフトは、カスタマイズ性や表現力の自由度が高すぎる故に、テストケースやテスト結果の記述・記録様式がプロジェクト内で不統一になってしまうリスクがあります。

QualityForwardは、テストケースの記述やテスト結果の記録用に、慣れ親しんだ表計算ソフトに似たユーザー体験は維持しつつも、1行1テストケースという制約を設けることで、プロジェクトに統一された資産管理ルールのベースを提供します(図表1)。

図表1:テストケースのイメージ

常時データを更新し続けるクラウド型ツールの特徴から、テスト実行者がどこで作業していても、1件テストを実行すればリアルタイムにその結果が集計され、プロジェクトメンバーの誰もが常に最新のテスト状況を把握することが可能です(図表2)。

図表2:テスト分析レポートのイメージ

2. テストケースのバージョン管理・変更管理

「Git」に代表される分散型バージョン管理ツールの普及により、ソースコードを主とするテキスト型のデータのバージョン管理や変更管理は洗練・高度化しています。加えて「Github」などのクラウド製品により、非常に直感的に管理機能を使いこなせるようになりました。

一方、表計算ソフトによるデータ管理は発展途上であり、現実的にはフォルダ分割・配置とファイル命名によって管理するしかなく、検索性に難があります。

QualityForwardは、テストケースファイル(テストケースが一覧化されたシート、「テストスイート(図表3)」と呼びます)への命名だけではなく、タグ付けによってフォルダ階層よりも柔軟な検索性を実現しています。また、個々のテストスイートに対してバージョン管理でき、新旧の比較や内容のレビューが非常に容易に行えます(図表4)。

図表3:テストスイートのタグ付けやバージョン管理のイメージ
図表4:テストケースのバージョン間比較のイメージ

3. テスト結果の傾向分析

テストケースの実行が完了した結果を次のテストに活かすためには、さまざまな角度から分析する必要があります。しかし、テストに割り当てられる期間がどんどん短くなる中、毎回振り返りのために表計算ソフトでグラフの作成機能を駆使し、試行錯誤し続けることは困難です。

QualityForwardは、現在この課題に正面から取り組んでいます。例えば、テストケースの任意の列=テストのカテゴリ・テストの観点を指定し、その観点ごとのテストケース数の比率や、発生したバグの件数比率を相対的に分析することで、直感的なレポートとして確認できます(図表5)。これにより、次回のテストに向けたテスト観点ごとのテストの厚みや優先度の調整作業が実施しやすくなります。

図表5:テスト観点ごとの件数比率・バグ発生率レポートのイメージ

活用事例

QualityForwardは、組み込み系製品、Web系製品等のテスト対象ドメインを問わず、また、エンタープライズ企業、ベンチャー企業などの企業規模や開発スタイルをも問わず、多種多様なお客さまにご利用いただいています。

例えば、25人程度のテストチームによるプロジェクトにおいて、テストケースのメンテナンスや実行管理作業工数を33%削減できたという事例や、3拠点60人の分散テストチームによるプロジェクトでは、実に50%のテスト管理工数を実現したという事例もあります。

他にもさまざまなツールユーザーからの声をWeb上で公開しています。

QualityForwardのレビューの声

直近では、QualityForwardのユーザー企業である株式会社アンドパッド様のインタビューを公開しています。ぜひとも併せてご覧ください。

https://www.veriserve.co.jp/asset/achievement/interview03.html

本記事では、QualityForwardの特徴を紹介しました。継続的なテスト活動、テスト改善の実現のために、ぜひともQualityForwardをご活用ください。

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