キャリア
【連載】冒険者の地図:ゲーム好きが興じてQAエンジニアに、第一線で奮闘するLayerX・松山晃大さんの成長の軌跡(前編)

目次
「すべての経済活動を、デジタル化する」というミッションを掲げ、2018年に創業したSaaS企業の株式会社LayerX(以下、LayerX)が今、注目を集めている。
請求書処理、経費精算、法人カードなどの支出管理を一元化するサービス「バクラク」は、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応し、業務効率化と法令対応の両立を支援する。さらに2024年秋には、勤怠管理を効率化する新サービスを開始する予定だ。新旧の多くの競合企業が存在するこの分野で生き残るためには、ソフトウェア品質の高さが鍵を握ることになる。
LayerXでQA(Quality Assurance:品質保証)エンジニアを務める松山晃大さんは、まさにそれらサービスの品質レベルを高めるべく、日夜奮闘する若手のホープである。「単なる技術の枠を超え、業界全体に影響を与えるようなQAのスタンダードを築きたい」と話す松山さんは、10代の頃、ネットゲームに夢中になったことがきっかけで、アルバイトからQA・テストの世界に飛び込んだ。本稿では彼が歩んできたユニークなキャリアを紹介する。
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