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MaaS/Connectedプラットフォーム品質向上支援サービスの提供開始
〜社会実装が加速するMaaS系サービスの持続的な開発・運用を品質面で支援〜
株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新堀義之、以下、当社)は、車載器、OTA※1 、課金などの自動車向け各プラットフォームを開発、運用するサービスオーナー様に対して、ワンストップで検証、運用を支援する「MaaS/Connectedプラットフォーム品質向上支援サービス」の提供を6月10日より開始します。
MaaS/Connectedプラットフォームを取り巻く環境は、実証実験段階から社会実装期へと移ってきました。本サービスは、さまざまなサービスがローンチされ、多様な背景を持った利用者に利用されることで起こり得るリスクを鑑み、サービスローンチ前後の品質課題の解決をご支援します。また、国内外に展開されるMaaS/Connectedプラットフォームの持続的なサービス品質の維持・向上のため、開発・運用のサポート、対向システムの仮想化、後発のデバイスとの接続性検証など、総合的に品質向上をご支援します。
※1 OTA(Over The Air):無線通信を経由してデータを送受信することを指し、ソフトウェアの更新などを行う際に広く利用されている技術。
1.サービス提供の背景
昨今、自動車業界ではMaaS/Connectedプラットフォーム上にさまざまなサービスが実装される中、サービス開発を進める上で実走行テストや検証などの実機を用いた品質評価に加えて、ECU(Electronic Control Unit)の仮想化、シミュレーション環境の構築、スタブ構築など、いかに机上で実機と同じ効果を得るかなど多くの課題があります。
また、AWS※2 、Microsoft Azure、GCP※3 などのプラットフォームを活用したサービス開発プロジェクトでは、以下のような問題が発生しており、サービスの品質維持どころか、そもそも品質状態の把握が困難となっていることも大きな課題となっています。
- CaaS※4 などのプラットフォームを採用することによる開発スピード向上と引き換えに、
市場で発生している問題の原因特定の難易度が上がっている。 - 国内外のステークホルダー(自社部門、メーカー、サプライヤー、ベンダー)との調整の難易度が上がっている。
- サービスの利用者増に伴い、市場からの低再現性問題の報告が多発し、各種コストが増大している。
- サービスが拡大することで、後発のモバイルデバイスとの接続性問題や再現性の低い機能不具合が多発している。
※2 AWS(Amazon Web Services):Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。
※3 GCP(Google Cloud Platform):Googleが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。
※4 CaaS(Containers-as-a-Service):コンテナベースの抽象化を使用しアプリケーションの管理とデプロイを支援するクラウドサービスです。
2.サービスの特長
本サービスは、国内外に展開されるMaaS/Connectedプラットフォームの持続的なサービス品質の維持・向上のため、開発・運用のサポート、対向システムの仮想化、後発のデバイスとの接続性検証など、総合的にご支援します。
ご支援する主なサービスの特長として、次の3つがあります。
(1)開発・運用全体全体の品質マネジメント支援
サービスオーナー様に代わりベンダーコントロールや市場不具合の切り分け、再現性確立、修正したソフトウェアおよびシステムの動作確認などを実施します。また、環境構築・実機調達・要員調達・プロジェクト管理・テスト分析など、さまざまな角度から現状プロセスを診断し、解決策の提案により、開発全体の効率化・迅速化を図ります。
(2)テスト環境構築
国内外のステークホルダーとの調整や実車・実網による検証のための手配・調達に加えて、ECUやTCU※5 の仮想化、シミュレーション環境の構築、UIスタブ開発など、持続的な開発・運用を支援し、サービスの利用者増に伴う市場からの低再現性問題などのリスクの低減を図ります。
※5 TCU(Telematics Control Unit):無線通信を経由してデータを送受信することを指し、ソフトウェアの更新などを行う際に広く利用されている技術。
(3)接続性・互換性評価
MaaS/Connectedプラットフォームから見た、スマートフォンは、さまざまなOS、メーカー、新機種が市場に送り出されます。車両および車載器のOTAによるアップデートが日常となることで、接続・互換の組み合わせは膨大です。定常的な接続性評価、ベンチマーク評価の体制を構築し、市場でのクレームリスクの低減を図ります。
3.サービスの概要
お客様からの要求をヒアリングし、問題を特定します。必要に応じて開発・運用プロセスを診断し、課題設定を行います。また、市場から報告のある問題の切り分けを行い、開発プロジェクトマネジメントの支援、仮想化環境の開発・構築、および接続性検証などの実務に当たり、総合的に課題解決に向けた支援を行います。
4.サービスの提供事例
本サービスに関して、当社主催で6月14日より開催するカンファレンス(Veriserve Automotive Conference 2022)の
セッションでも詳細をご案内します。
※当カンファレンスに関するお問合せは、こちらよりお問合せください。
本件に関するお問い合わせ
広報・マーケティング部 広報・宣伝課:西村、竹原
TEL: 050-3640-7964
MAIL:vs.marketing@veriserve.co.jp