13:30 |
<開会のご挨拶>
|
13:35 | 14:20 |
<招待講演:1> 「UI自動テストツールとAI」~AIを使った自動テストの「今」と「未来」~
日本Seleniumユーザーコミュニティ 代表 株式会社TRIDENT 代表取締役 社長 伊藤 望 氏
- 講演概要
-
ディープラーニングなどの新しいAI技術は、テスト自動化の世界にも影響を与えつつあります。 このセッションでは、AIを使ったテスト自動化の取り組みの現状と、今後の動向および可能性について、主にAI技術を使った新たなUI自動テストサービス「MagicPod」を題材にしつつ、具体的に解説しました
略歴
大手パッケージベンダーにて社内自動テストツールを開発した後、2012年独立し、テスト自動化を支援する株式会社TRIDENTを設立。現在は、機械学習を活用した自動テストサービス「Magic Pod」の開発・運営に取り組む。 また、日本Seleniumユーザーコミュニティの運営や、講演・執筆活動を通じ、テスト自動化の普及にも努めている。著作に「システムテスト自動化標準ガイド」「Selenium実践入門」。
|
14:20 | 15:05 |
<技術講演:1> 「要求仕様の曖昧さを理解し、ソフトウェアテストを組み立てる」
株式会社ベリサーブ オートモーティブ事業本部 東日本オートモーティブ事業部 第1ビジネスユニット 課長 東 弘之
- 講演概要
-
自然言語は思っているより曖昧です。ソフトウェアテストチームは、自然言語で記述された要求仕様書をテスト活動の入力情報として用いる機会が多くあり、多くの要求仕様曖昧さと向き合ってきました。本講演では、日本品質管理学会誌に投稿した自著論文を一部引用しながら、要求仕様の曖昧さやそれら曖昧さへの向き合い方を、プロジェクトで工夫・活用した事柄などを通してご紹介しました。
略歴
1999年、大阪大学大学院工学研究科原子力工学専攻修士課程修了。同年、株式会社CSK(現SCSK株式会社)に入社、2001年ベリサーブに転籍。ソフトウェアテスト一筋約20年。組込み家電、ITシステム、PCアプリなど様々な開発現場で、テストマネージャーやプロセス構築/標準化を担当。2016年より現職。業務の傍ら、電気通信大学大学院 西康晴講師とテストにおけるプロジェクトリスクやプロダクトリスクに関する研究を行っている。
|
15:05 | 15:25 |
休憩(20分) |
15:25 | 16:10 |
<招待講演:2> 「自律運営要員・チーム・組織を創るためのアプローチ ~テストプロセス改善の取り組みを事例に」
特定非営利活動法人 ソフトウェアテスト技術振興協会 理事 株式会社HBA 経営管理本部 エグゼクティブエキスパート 安達 賢二 氏
- 講演概要
-
昨今のIT関連業務は、多くのリスクや問題、障害の発生、流行の道具や制約条件の乱立、組織的な施策等に振り回されています。また、経営者・管理者が真面目に統制しようとすると「言わないと動かない」図式になることも。どうすればこの閉塞感を打破し、各要員がイキイキと運営するチームや組織にすることができるのか?当講演ではテストプロセス改善事例をもとに、自律的に運営する要員・チーム・組織を創るためのアプローチとそのポイントを共有しました。
略歴
HBA入社以来、システム保守・運用・開発業務、プロジェクトマネージャなどを経験後、部門→全社品質保証担当、全社品質・セキュリティ・環境管理統括責任者、全社生産革新活動技術コーディネータなどを担当。2012年社内イントレプレナー第一号事業者として品質向上支援事業を立ち上げ。現在、自律運営チーム構築・変革メソッドSaPIDをベースに、関係者と一緒に価値あるコトを創る共創ファシリテータとして活動中。
|
16:10 | 16:55 |
<技術講演:2> 「非機能テストにおけるベリサーブの取組みと、IoTのセキュリティ要求への対応」
株式会社ベリサーブ ソリューション事業部 事業部長 桑野 修
- 講演概要
-
ソフトウェア製品・システムには、盛り込みたい機能の明示的な要件である「機能要件」と、明示的に示されないことも多い「非機能要件」があります。代表的な「非機能要件」には「性能」や「セキュリティ」等があり、昨今のIoT関連の製品・サービスでも、これらの「非機能要件」がシステムの品質を考える上で非常に重要になってきています。本講演では弊社における「非機能要件」に対する取り組み方をご紹介し、中でも特に重要となっている「セキュリティ」要件に対する取り組み方をご説明しました。
略歴
1995年にベリサーブの前身となる株式会社CSKの検証事業部門に入社。2001年に株式会社ベリサーブ設立と共に転籍。その後は、主に業務システムやWebサービス分野の顧客に対する検証事業部門を担当し、その中で、性能・セキュリティを中心とした非機能要件に関する検証サービスの立上げを行う。現在は、前述の非機能要求系(特にIoT分野のセキュリティ対策)の他、ソースコード解析、OSS検査ツール等、品質向上に寄与する各種テストツールを活用した検証サービスを提供している。
|