Seminar Event

ソフトウェアテストシンポジウム 2023 北海道

2023年9月8日(金)に開催された「ソフトウェアテストシンポジウム 2023 北海道」(ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)他主催)において、当社の社員が登壇しました。
講演では、「価値に向き合うチームのためのV-TDD(価値ベースTDD)の取り組み」と題して、お話ししました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

開催概要

名称 ソフトウェアテストシンポジウム 2023 北海道(JaSST'23 Hokkaido)
日程 2023年9月8日(金)
形式 ハイブリッド開催
札幌コンベンションセンター
(札幌市⽩⽯区東札幌 6 条 1 丁⽬1-1)
※ワークショップなどの一部セッションを除きオンライン、アーカイブ配信の予定
主催 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)
JaSST'23 Hokkaido 実行委員会
参加費 一般 : 4,000 円(税込)
学生 : 無料(登録者のみ、社会人学生を除く)
URL https://www.jasst.jp/symposium/jasst23hokkaido.html

講演概要

セッション S3A) 経験発表/事例発表
日時 2023年9月8日(金) 13:30~14:40
場所 2F 小ホール(ZOOM配信)
講演者 研究企画開発部 技術戦略課 藤田 真広
演題 経験発表「価値に向き合うチームのためのV-TDD(価値ベースTDD)の取り組み」
内容 現代のビジネスにおいて、システム開発は欠かせないものになっている。そして、システム開発において最も大切なのは、「価値」を提供することである。しかし、多くのアジャイル開発の場合、いくつかの課題により開発チームが「価値」に向き合うことは困難であり、「価値」に基づいた実装やテストができないことにより手戻りや無駄が発生したり、「価値」あるシステムにならなかったりする傾向がある。この問題を解決するために、システム開発チームが「価値」を提供するための対策が必要となる。
本発表では、アジャイル開発における「価値」に向き合ったシステム開発の手法を使った事例を報告する。
一般的にソフトウェア開発では、ユーザーの課題を解決したり、ユーザーに魅力を提供したりする「価値」あるシステムを作りたいと考えているが、さまざまな課題により「価値」あるシステムが作れないことがある。それに対応するために、まず、「価値」の全体像を定義する。次にユーザーストーリーごとに「価値」を考えながらシステムを定義していく。これらの対策を実施することで、システム開発チームはより効果的に「価値」に向き合い、システムの外側の課題や「価値」を理解し、それを内側の機能に落とし込むことができる。また、落とし込んだ機能が価値を発揮できているかテストすることで「価値」を持続的に発揮し続けることができるようにするという取り組みを行った。