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トレーサビリティ管理ツール「ConTrack」
システム開発向けテンプレートをビルトインして提供開始
~DXに向けた、“2025年の崖”を乗り越える継承可能なシステム開発を支援~

株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新堀義之、以下 ベリサーブ)が開発するトレーサビリティ管理ツール
「ConTrack(コントラック)」は、システム開発向けの成果物テンプレートをビルトインして提供を開始いたします。第一弾の業務システム開発向けとして、グループ会社のSCSK株式会社(以下 SCSK)の開発標準であるSE+(SmartEpisode Plus)※1 に準拠した設計成果物テンプレートをビルトインし、システム開発を可視化することで、企業のDX推進を支援いたします。

※1 SE+(SmartEpisode Plus)
SCSKが培ってきた現場の知見を結集し、品質重視で独自に定義した開発標準であり、「開発プロセス」「プロジェクト管理」のプロセスが用意されています。それぞれのプロセスは、「プロセス定義書」「成果物テンプレート」「ガイド」「支援ツール」で体系化されています。

1.成果物テンプレートのビルトイン提供の背景

業務システムの分野では、新型コロナウイルスの影響により広まったリモートワークの浸透、レガシーシステムの老朽化に伴うシステム更改、DXの推進に伴うユーザ部門を起点とした業務・システムの見直しなどにより、旺盛なIT投資が進むことが見込まれています。特にDXの推進においては、従来のIT投資とは異なり、情報システム部門だけではなくユーザ部門が大きく関与することで、企業のビジネスを変革することが必要となります。

しかしながら、DXにおいては『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』※2 において「既存システムが、事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができない、過剰なカスタマイズがなされているなどにより、複雑化・ブラックボックス化」する課題が指摘されています。 日本においてはシステムインテグレータなどのITベンダがシステム開発を請け負うことが多く、システムに対する要求と仕様・設計との間で整合性を取りながらシステム開発を進めていくことが重要になります。

ConTrackを活用することによりシステム要求と実現手段としての仕様・設計間の関係性を可視化し、ユーザ部門主導によりITベンダとの間でシステムのイメージを共有しながら開発することで、DXに向けた継続的な改善が可能なシステム構築を支援いたします。

サービスページはこちらをご覧ください
https://www.veriserve.co.jp/service/detail/contrack.html

※2 出典:経済産業省ウェブサイト
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

2.ConTrackの特長と導入のメリット

ConTrackを使うと、以下の3つの特長により、開発プロセスにおいて次のようなメリットが期待できます。

特長1:ドラッグ&ドロップによる直観的で使いやすい操作性

ツールの操作習得に時間がかからないため、スムーズに導入いただけます。

特長2:一目で分かる成果物の関連性

ラインビューおよびマトリクスビューで、関連資料が一目で確認可能です。資料を探す無駄な時間を削減できます。

図:ラインビューおよびマトリクスビューのイメージ

特長3:既存の成果物を活用、幅広いファイル形式に対応し、作業負荷削減

既存の成果物のファイル形式に幅広く対応し、フォーマット変換が不要で、担当者の負荷を大幅に削減できます。
さらに、今回ビルトインで加わったSE+に準拠した設計成果物テンプレートにより、成果物品質の標準化が実現できます。簡単・直観的操作性を兼ね備えたConTrackは、資料を探す手間や資料不備等による本来不要だったコミュニケーション時間を減らし、本業である開発に集中できる環境をサポートします。

導入金額、サービス詳細については、下記までお問い合わせください。

本件に関するお問い合わせ

■サービスに関するお問い合わせ
 プロセスエンジニアリングサービス開発部 プロダクトサービス開発課:横田、鈴木、橋本、山本(祐)
 e-mail:contrack@veriserve.co.jp

■ニュースリリースについて
 広報・マーケティング部 広報・宣伝課:西村、竹原
 TEL: 050-3640-7964
 e-mail:vs.marketing@veriserve.co.jp