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「車載ECUテスト自動化環境構築サービス」の提供開始のお知らせ
株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新堀義之、以下 当社)は、自動車業界で高度化、複雑化が進む車載機器の
開発において、効率化や品質向上を支援する「車載ECUテスト自動化環境構築サービス」を2020年12月14日より提供を開始します。
近年、自動車業界では、安全快適で利便性の高い次世代のモビリティサービスを構築するために、「CASE※」と呼ばれる新しい領域で
技術革新が進み、クルマの概念は大きく変わろうとしています。その中で車載ECU(電子制御ユニット)は先進技術の制御をつかさどる
重要な部分で、自動車の電動化・自動化を支えており、搭載数も年々増加傾向にあります。それに伴い、現行の車載システムではさらに
複雑になることから、複数あるECUを一体化して制御するセントラルECUなど、今までとは異なるアプローチが求められています。
このような変化に対して、新しい機能をシームレスに開発し、柔軟性のあるテスト・検証を行うには、自動検証を含む検証環境、ECU、
およびサーバ環境を仮想化するなど、技術適用の重要性が急速に高まっています。
当社は、ECU自動テスト環境構築に取り組み、今後同分野が品質保証活動の中心となることに備え、技術者を増強してきました。
今回、高度化、複雑化するECU開発において、高まる品質向上や効率化のニーズに応えるため、12月14日より自動化、仮想化をご支援する
サービス「車載ECUテスト自動化環境構築サービス」の提供を開始します。
※ CASE:100年に1度の大変革を自動車産業にもたらす可能性があると言われる自動車の次世代技術やサービスにおいて、新たな潮流を表す、
Connected(コネクティッド)、Autonomous(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)の4つのトレンドの総称
1.サービス概要
「車載ECUテスト自動化環境構築サービス」は、当社の35年以上にわたる検証分野での経験と実績をもとに、自動化すべき範囲の切り分け、
自動化を前提としたテスト項目の設計、実車シミュレーションなど、ECU開発全体における自動化、仮想化をご支援します。
また、テレワークに対応したリモート操作への対応も実現しています。
具体的には、以下のようなサービスをご提供します。
- (1) 適切な自動化範囲や仮想化範囲をご提案します。
- (2) 製品特性や要求事項を考慮し、実施すべき適切なテスト内容をご提案します。
- (3) 自動化を実現するための最適なハード、ツールをご提案します。
- (4) 仮想ECUおよび連携モジュールを開発します。
- (5) 自動テスト用のテストスクリプト(操作、判定他)の作成とメンテナンスを行います。
- (6) 保守(仕様変更や不具合発生時対応)、運用(テスト実行)を行います。
車載ECUテスト自動化環境構築プロセス
サービスの全体像
2.特長
本サービスの特長として、次のような利用メリットがあります。
- (1) テスト範囲拡大による品質の向上
- (2) 製品開発工程の短縮
- (3) ECU自動化経験豊富な技術者による製品、品質などを考慮した、テスト戦略~テスト自動化環境開発から、
保守・運用までをトータルサポート - (4) テスト、品質の観点を取り入れた過不足のないシステムを構築
- (5) 車載ECU自動化の当社独自のフレームワーク適応により、短期間、高品質なシステム構築を実現
3.提供価格
環境構築の最小ユニット価格:500万円から(応相談)
※ ハードウェア価格を除きます。
■本件に関するお問い合わせ
【サービス内容について】
中部オートモーティブ事業部:米谷 恵一
e-mail:keiichi.yoneya@veriserve.co.jp
【ニュースリリースについて】
広報・マーケティング部 広報・宣伝課:西村綾子、竹原正人
TEL: 050-3640-8194
e-mail:vs.marketing@veriserve.co.jp