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当社社員らが執筆した論文が電子情報通信学会論文誌に採録されました

2026年9月1日に発行された電子情報通信学会論文誌(情報・システム)に、当社社員らが執筆した論文「ソフトウェア開発における欠陥トリアージのための方法論」が採録されましたのでお知らせいたします。

電子情報通信学会論文誌は、一般社団法人 電子情報通信学会が専門分野ごとの研究成果を広く発信している論文誌です。分野別に、「A(基礎・境界)」、「B(通信)」、「C(エレクトロニクス)」、「D(情報・システム)」に分かれており、それぞれの領域における最新の研究成果が掲載されています。

【執筆者】

近藤 理良(株式会社ベリサーブ モビリティ本部 プロセス品質技術第二部 ソリューション課)
吉川 努(株式会社ベリサーブ 研究開発部 研究開発課)
東島 恵美子(現:自然科学研究機構・生理学研究所)
飯塚 悦功(東京大学名誉教授/ベリサーブ顧問)

【論文概要】

タイトル ソフトウェア開発における欠陥トリアージのための方法論
あらまし ソフトウェア開発のシステムテストや受入テスト工程ではプロジェクトの残りの予算、残りの人的リソースやリリース予定日までの残りの期間などの制約により、検出した全ての欠陥に対応することができないことがあります。多くの場合、この問題を解決するために対応優先度の決定を試みるのですが、比較的短時間で決定でき、担当者の経験や知識に依存することなく、その決定の根拠を簡単に説明できる方法が見当たりません。一方、本質的にはソフトウェアの欠陥への対応優先度決定と同じく、限りあるリソースを最大限に有効活用するために考案された災害時の傷病者の対応優先度を決定するトリアージはよく知られ、方法論としても確立しています。
これに着想を得て、本稿ではこのトリアージを参考にソフトウェアテストによって検出される欠陥への対応優先度決定のための方法論を提案しました。また、本稿ではこの方法論の検証のために実証実験および被験者へのアンケート調査を行い、その有用性を客観的に評価しました。この結果、提案する方法論は冒頭の課題を解決し、広い範囲のドメインのソフトウェアに有効に利用でき、かつ容易に利用できる可能性があることを示しました。

IEICE Trans - ソフトウェア開発における欠陥トリアージのための方法論