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【渡辺さき先生が解説】情報デザインとは?意味や目的を身近な例で簡単に解説

監修渡辺さき
東京都立大学(旧:首都大学東京)理学部化学科 卒業。新卒で株式会社リクルートに入社し、6年半マーケティング職に従事。在職中に「1週間で基礎が身につくITパスポート」を出版。YouTube NextUp 2020選出。YouTube 101のストーリープロモーション動画出演。
現在は、株式会社すきまデザイン代表。YouTube「ITすきま教室」(チャンネル登録12万人:2026年7月時点)や、フリーナレーター(司会・MC)としてイベント、展示会でも活躍中。
情報学講師。東京都市大学 情報工学部 兼任講師。東進ハイスクール講師・東進衛星予備校講師(ITパスポート試験、高校情報科)。
目次
情報デザインについて、「簡単に言うと、Webサイトやプレゼン資料などをきれいにまとめることでは?」と思っていませんか。
実は、情報デザインとは、色使いやフォント選びとは別次元の話で、伝わる・伝わらないを左右する考え方そのものと言えます。
この記事では、情報デザインの意味や目的を身近な例と併せて、初めての人にも分かるようにお伝えします。

情報デザインを『見た目をキレイに整えること』だと勘違いしている人は、実は多いです。
本質的には「相手のことを考えて、情報を伝える設計技術」ですので、まずは先入観を持たずに本記事を読んでみましょう◎
情報デザインとは?
情報デザインと聞くと、見た目を整える作業を想像しがちですが、本質は情報を整理して相手に届ける仕組みを作ることです。
まずはその意味と、なぜ必要とされるのかを押さえておきましょう。
「情報デザイン」が意味すること
文部科学省の高校「情報Ⅰ」の教材では、情報デザインを「効果的なコミュニケーションや問題解決のために、情報を整理したり、目的や意図を持った情報を受け手に対して分かりやすく伝えたりするための表現の工夫」といった趣旨で説明しています。
かみ砕くと、情報デザインとは「相手が理解しやすいように、情報の中身や見せ方を設計すること」です。
駅の案内表示や電車の路線図を思い浮かべてください。これらは単に色を塗ったわけではなく、迷わずに目的地へたどり着けるよう、情報の順番や優先度を考えて組み立てられています(図表1)。

情報デザインを広めた研究者として知られるアメリカのロバート・E・ホーン(Robert E.Horn)氏も、「情報を人が効率的かつ効果的に使えるような形で準備する技と知識」と定義していて、視覚的な美しさよりも使いやすさや伝わりやすさに重きが置かれていることが分かります。
つまり、大切なことは「どう整理し、どう伝えるか」という設計そのものであり、装飾は情報デザインの一部に過ぎないのです。
情報デザインの目的
情報デザインの目的は、受け手が情報を正確に、しかもストレスなく受け取れるようにすることです。どれだけ有益な内容でも、伝わらなければ意味がありません。
裏を返せば、情報デザインの力で情報を整理して構造化するだけで、同じ内容でも受け手の理解のスピードや納得感が大きく変わります。
身近な例で言うと、レポートの目次や見出しはどこに何が書いてあるかを読み手が一目で分かるようにする工夫です。会社の資料でグラフや箇条書きを使うのも、数字の羅列より分かりやすく、一瞬で全体像をつかんでもらうためのものです。こうした工夫はコミュニケーションのロスを減らし、相手により高い関心を持ってもらうことにつながります。
情報デザインを学ぶ意義は、見た目を整えるスキルを身に付けることではなく、相手の立場に立って情報を組み立てる考え方を身に付けることにあります。この視点を持てるようになると、進路選択のためのレポートも、仕事の資料も、格段に伝わりやすいものに変わっていくでしょう。
あわせて読みたい:品質をめぐる冒険:デザインとプログラミングが交差する実践的カリキュラムとは? ~徳島県 神山まるごと高専

英語の design は、「設計」という意味を持ちますね。
“建物”や”エンジンの設計”と同じ意味で、『情報の中身と届け方を設計する』ことが情報デザインです。
情報があふれる現代では、何を伝えるかと同じくらい「どう設計して届けるか」が伝わり方を大きく変えていきます。
身の回りにある情報デザインの具体例
情報デザインと聞くと難しそうですが、実は駅の案内板やスマホのアプリなど、毎日目にするものばかりです。
ここでは空間・デジタル・データ分類という3つの角度から、身近な例を紹介します。
空間情報を伝える例
駅やショッピングモールで見かける非常口や案内所のピクトグラム(絵文字だけで意味を伝える図記号)は、情報デザインの代表例です。文字が読めない外国人観光客や子どもでも、緑色の走る人のマークを見れば「非常口はこちら」とすぐ理解できます。
日本では案内用図記号がJIS規格として定められており、公共施設や交通機関で統一されたデザインが用いられています。
出典:案内用図記号(JIS Z8210) - バリアフリー|国土交通省
電車の路線図も、空間情報を一目で見やすく、乗り換え・経路が分かりやすく整理された情報デザインです。
実際の距離や地形とは違う形にあえて簡略化することで、乗り換えの流れや駅の順番が一目でつかめるようになっています。もし実際の地理通りに正確な縮尺で描かれていたら、線が入り組み過ぎて読みにくくなってしまいます。
目的に合わせて情報を大胆に取捨選択するアプローチこそが、情報デザインの本質だと言えます。
デジタル操作を促すUIの例
スマートフォンのアプリ画面は、情報デザインの塊のようなものです。
UI(ユーザーインターフェース、人と機械をつなぐための手段)は、ボタンの色や配置一つで使いやすさが大きく変わります。
例えば、決済アプリで「支払う」ボタンだけを目立つ色にして画面下部の押しやすい位置に置かれているのは、誤操作を防ぎながら直感的に操作できるようにするためです。
Webサイトでも同じことが言えます。見出しの大きさや余白の取り方で「どこから読めばいいか」が自然に伝わるよう設計されているのが、よくできたサイトの特徴です。逆に文字が詰め込まれ過ぎたページは、内容が良くても読む気を失わせてしまいます。
普段なんとなく使いやすいと感じているアプリやサイトは、こうした情報デザインの工夫が積み重なった結果なのです。
LATCH法によるデータ分類の例
情報を整理する考え方に、LATCH(ラッチ)法という手法があります。
アメリカの建築家でグラフィックデザイナーのリチャード・ソール・ワーマン(Richard Saul Wurman)氏が提唱したもので、あらゆる情報は場所(Location)、アルファベット(Alphabet)、時間(Time)、カテゴリー(Category)、階層(Hierarchy)の5つの基準で整理できるという考え方です(図表2)。

例えば、英語辞書はアルファベット順、テレビ番組表は時間順、通販サイトの商品一覧はカテゴリー別に並んでいます。同じ情報でも並べ方を変えるだけで、探しやすさが全く違うからです。
レポートやプレゼン資料を作るときも、この5つの視点のどれで整理すれば読み手に伝わりやすいか意識するだけで、情報の見せ方がぐっと整理しやすくなり、かつ相手に伝わりやすいものとなります。
あわせて読みたい:「目の前の小さな課題から解決していこう」東京都市大学 メディア情報学部の取り組み

路線図の例が示すように、情報デザインの上達は「情報を足す」ことより「目的のために捨てる勇気」の方が大切かもしれません。正確さと分かりやすさは、両立しないこともあります。
どちらを優先するのか目的から判断できると、デザイン(設計)の専門家に一歩近づくでしょう。
情報デザインを実践する4つの手順
情報デザインは、センスや才能だけで完成するものではありません。抽象化、構造化、可視化、そして検証という4つのステップを順番にたどれば、誰でも「伝わる資料」に近づけます。
ここでは、レポートや企画書作りにそのまま使える手順として、4つを整理してみましょう(図表3)。

1.本質を抽出する抽象化
最初のステップは、集めた情報から余計な部分をそぎ落とし、伝えたいメッセージの核だけを残す作業です。これを情報デザインでは「抽象化」と呼びます。
例えば、大学のオープンキャンパスで配る学部紹介チラシを作るとき、教員数やカリキュラムの詳細を全て載せると、かえって何が魅力なのか伝わりにくくなります。
ここで「就職率の高さ」「少人数ゼミの充実」といった、来場者の関心が高いポイントに絞り込むことが抽象化です。情報を減らすことに不安を感じるかもしれませんが、抽象化とは情報を捨てることではなく、優先順位を付けて「核」を見極める作業だと理解しましょう。細かいデータは補足資料に回し、メインの紙面には要点だけを残す。この判断ができるようになると、資料全体の説得力が一気に上がります。
2.骨組みを作る構造化
抽象化で本質を絞り込んだら、次はその要素同士の関係を整理する「構造化」へ進みます。情報デザインの構造化では、時間の流れ、原因と結果、大小関係など、情報が持つ論理的なつながりに沿って並べ替えます。
例えば、就活のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)をエントリーシートに書く時、思い付いた順にエピソードを羅列してしまうと読み手は混乱してしまいます。ここで「課題があった」「行動した」「結果が出た」という時系列の構造に組み替えると、同じ内容でも格段に読みやすくなります。
この段階では、まだ図やグラフは使いません。頭の中、あるいは付箋やメモ上で要素の順序と階層を決める、いわば設計図を作る工程です。
3.視覚的に伝える可視化
構造ができあがったら、いよいよ図やグラフ、レイアウトを使って直感的に伝わる形へ落とし込みます。これが「可視化」です。ステップで整理した内容ならフローチャート、割合を示したいならグラフ、比較を伝えたいなら表というように、伝えたい構造の種類に応じて表現方法を選ぶのがポイントです。
例えば、部活動の予算配分を報告する資料なら、数字の羅列より円グラフで示したほうが、どの項目に費用がかかっているか一目で伝わりやすくなります。逆に手順を説明する場面で円グラフを使うと、かえって分かりにくくなります。可視化は装飾ではなく、構造化した情報を最も理解しやすい形に翻訳する作業だと捉えると、選ぶべき図表の種類も自然と見えてきます。
4.伝わるか検証し改善する
資料が完成しても、それで終わりではありません。実際に第三者に見てもらい、意図通りに伝わっているかを確かめる検証の工程が欠かせません。友人や先輩に「このグラフから何が読み取れる?」と聞いてみると、自分では気付かなかった誤解や説明不足の箇所が見つかりやすくなります。
もし伝わっていない部分があれば、抽象化や構造化の段階に戻って見直します。この検討と見直しを繰り返すプロセスこそが、情報デザインを実践する上で最も差が付くポイントです。一度で完璧な資料を作ろうとせず、小さく試して直していく、という反復の姿勢を持つと、確実に伝わる資料へ近づけます。

4つの手順のうち、忘れられがちなものが「検証」です。
しかし、どんな世界でも“作って試して直す”反復により、より良いものが生まれます。プロも一発で完成品は作れません。
「作って終わり」にしない姿勢が、伝わる資料への一番の近道です。
良い情報デザインの判断基準
前章で紹介した手順を踏んでも、出来上がったものが本当に伝わるかどうかは別問題です。ここでは自分の作った資料やスライドなどを客観的にチェックするための評価軸を紹介します。
まず確認したいのは、目的と手段がずれていないか、という点です。
例えば、「新入社員に業務フローを理解してもらう」という目的なのにも関わらず、細かい数値の羅列だけで説明しようとしていないでしょうか。
良い情報デザインでは、誰に何を伝えたいのかという最初の設計に立ち戻って、要素の取捨選択ができているかを常に問い直します。装飾が多くても、目的に沿っていなければ評価は低くなりますし、逆に地味でも目的を十分に満たしていれば、それは優れたデザインだと言えます。
次に見るべきは、文字やレイアウトといった具体的な表現の適切さです。フォントサイズが小さ過ぎて読みにくくないか、行間が詰まり過ぎていないか、色のコントラストは十分か。こうした点は、高齢者や視覚に障害のある人を含め誰もが情報を得られるようにする「アクセシビリティ」の考え方とも重なります。日本産業規格のJIS X 8341-3では、文字色と背景色のコントラスト比などについて具体的な達成基準が定められています。
出典:総務省ウェブアクセシビリティ方針|総務省
関連プロダクト:ウェブアクセシビリティ評価ツール「WAIV2」
レイアウトは、視線の流れが自然かどうかも重要な判断材料です。情報の優先順位に沿って大きさや配置が整理されていれば、読み手は迷わず内容を追えます。デジタル庁が公開しているデザインシステムでも、余白やコンポーネントの使い方について具体的な指針が示されており、公的な資料作りの参考になります。
出典:デザインシステム|デジタル庁
あわせて読みたい:「アイトラッキング技術とその応用」
自分の作ったものを見直すときは、目的への適合、文字の読みやすさ、レイアウトの整理という3つの視点で採点してみましょう(図表4)。

これだけで、これまで漠然としていた良しあしの判断に軸が生まれるはずです。

優れた情報デザインは「うまく機能するほど受け手に気づかれない」という逆説的な性質があります。
使いづらいWEBサイトに出会ったときの方が、そうでないWEBサイトを利用したときより、ネガティブな印象が残った経験がある方もいるのではないでしょうか。
伝わりやすいデザインは自然と理解・受け入れられるため、これこそ「デザインの成功例」といえるのかもしれません。
情報デザインのスキルが生きる仕事
ここまで学んだ抽象化や可視化の考え方は、特定の職業だけのものではありません。営業資料の作成から専門職の企画まで、ほとんどの仕事で役立つ実践的なスキルです。
一般的なビジネス職での活用
営業や事務、企画などの職種でも、情報デザインの考え方は日々の資料作成に直結します。例えば、商談で使う提案書なら、伝えたいことを詰め込み過ぎず、相手が知りたい順に情報を並べるようにするだけで、成約率に差が出ることさえあります。
社内向けの週次報告書も同じです。文章をだらだら書くのではなく、進捗・課題・次のアクションという構造で整理しておけば、上司は状況をすぐに把握してくれるでしょう。エクセルの表にしても、けい線を減らして余白を意識するだけで見やすさが変わってきます。こうした小さな改善の積み重ねが、資料作成の評価だけでなく、作成者自身の評価につながります。
特別なデザインツールがなくても、パワーポイントやワードなどの標準機能で十分に実践できるのも情報デザインの良いところです。情報デザインの考え方を日々の資料に少しずつ取り入れることで、誰でも「伝わる資料を作れる人」に近づけます。
広報やデザイナーなど専門職での活用
広報デザイナーとは、企業の情報を社内外に発信する広報担当者と、その情報を視覚的な形に落とし込むデザイナーの役割を合わせた呼び方で使われることがあります。プレスリリースやWEBサイト、パンフレットなど、発信する全ての媒体で情報デザインの知識が土台になります。
広報担当者は、企業の取り組みを社外の人に分かりやすく伝える文章構成力が求められます。何を一番に伝えたいのか、読み手はどんな順番で情報を知りたいのかを考える力は、まさに情報デザインの基本そのものです。
デザイナーは、その情報を色や配置、図解といった視覚表現に変換する専門職です。どちらも「伝える相手のために情報を設計する」という点で共通しています。
進路や転職でこうした職種に興味がある人にとって、情報デザインの考え方を学んでおくことは大きな武器になります。専門学校や大学のデザイン系学科だけでなく、独学やレポート作成を通じて身につけたスキルも、実務で十分に生かせるものです。
最近はAIを使ってプレゼン資料を簡単に生成できるようになってきていますが、情報デザインに基づき「人に伝わりやすい」情報とすることに対して、作成する人が責任を持つことに変わりはありません。

AIが資料を自動生成できる時代、「見た目を整える作業」の価値は相対的に下がっていくでしょう。
それでも、「誰に・何を・どの順で伝えるか」を決め、その結果に責任を持つのは人間の仕事です。情報デザインの考え方は、AIを使いこなすときの土台となります。
情報デザインが学べる学問分野
ここまで紹介した情報デザインの考え方は、大学や専門学校では複数の学問領域にまたがって研究・教育されています。
進路を考える上で、どんな分野に情報デザインが息づいているのかを知っておくと役に立ちます。
視覚表現を中心とした分野
情報デザインと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、映像やグラフィックを使った表現の分野です。
映像情報デザインでは、動画や映像制作を通じて情報の伝わり方を設計します。カット割りやテロップの出し方、色使い一つで視聴者の理解度が大きく変わるため、映像制作の技術だけでなく認知心理の知識も必要になります。
大学のデザイン系学部やメディア学部では、こうした映像表現を実習形式で学ぶカリキュラムが組まれていることが多いです。グラフィックデザインやパッケージデザインも同じ系統に含まれ、紙面やパッケージという限られたスペースの中で、情報の優先順位をどう見せるかを追求します。
人間心理や社会を中心とした分野
情報デザインは見た目の美しさだけの話ではありません。人がどう情報を受け取り、判断するのかという心理学的な視点も欠かせない要素です。心理情報デザインでは、認知心理学や行動経済学の知見を基に、人が誤解しにくい表示や、無理なく行動を促す仕組みを研究します。
また、社会情報デザインは、地域の課題や福祉、防災といった社会的なテーマに情報デザインの手法を応用する分野です。例えば、高齢者にも分かりやすい避難誘導サインの設計や、多言語対応の公共案内の改善など、社会課題の解決に直結するテーマを扱います。大学の総合政策学部や社会学部の一部で、こうした研究が進められています。
システム開発や工学を中心とした分野
情報デザインはIT技術や工学の領域とも深く結び付いています。
電子情報デザイン科と呼ばれる学科では、電子回路やプログラミングの基礎を学びながら、使いやすいシステムやインターフェースの設計を目指します。ハードウェアとソフトウェアの両面から情報の伝え方を考えられる点が特徴です。
また、情報システムデザインという分野では、業務システムやアプリケーションの設計そのものに情報デザインの考え方を取り入れます。データベースの構造をどう組むか、画面遷移をどう配置するかといった設計判断にも、情報を整理して伝える視点が求められるためです。
大学によっては情報システム学部の中に、データサイエンスやメディアデザインと組み合わせた学びの枠組みを用意しているところもあります。
出典:総合情報学部|東京情報大学 受験生サイト
あわせて読みたい:フィンランドと日本の児童書著者が語るIT教育への思い(前編)

よく「どの分野から入ればいいですか」というご質問を頂きますが、私のおすすめは「いちばん面白そうに見える入口」です。
情報デザインは美術・心理学・工学など、多種多様な知識が入り混じる横断分野なので、どこから入っても必ず他の領域とつながっていくでしょう。
入口選びに迷うより、「伝わらない」への問題意識を持ち続けることが大切です。
情報デザインは日常の伝える力を底上げする視点
情報デザインは、伝えたい情報を相手が理解しやすい形に整理し、目的に応じて構造化・可視化するためのものです。案内図記号やアプリのUIなど、私たちの生活はすでに情報デザインの工夫であふれています。
高校の「情報Ⅰ」でも、情報デザインが人や社会に果たす役割を理解し、効果的なコミュニケーションのための考え方や方法を身につける内容として位置付けられています。
抽象化・構造化・可視化・検証という手順を踏めば、レポートや会議資料もぐっと伝わりやすくなります。読みやすさやレイアウトの整理といった判断基準を意識するだけで、資料の質は上がります。
まずは自分の資料や発表のアプローチを見直すところから、情報デザインの実践を始めてみるとよいでしょう。

情報デザインは、特別な道具も才能もいらず今日からスタートできる思考法です!
次に提出するレポートで「これは誰が、何のために読むのか」と一度立ち止まってみましょう。それだけで書く順番も削る箇所も変わります。相手の立場で情報を組み立てる習慣は、一生ものの力になります。
当記事を監修いただいた渡辺さき先生のYouTubeチャンネルも公開中です。
情報科やITの勉強にYouTube動画を活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報】

監修渡辺さき
東京都立大学(旧:首都大学東京)理学部化学科 卒業。新卒で株式会社リクルートに入社し、6年半マーケティング職に従事。在職中に「1週間で基礎が身につくITパスポート」を出版。YouTube NextUp 2020選出。YouTube 101のストーリープロモーション動画出演。
現在は、株式会社すきまデザイン代表。YouTube「ITすきま教室」(チャンネル登録12万人:2026年7月時点)や、フリーナレーター(司会・MC)としてイベント、展示会でも活躍中。
情報学講師。東京都市大学 情報工学部 兼任講師。東進ハイスクール講師・東進衛星予備校講師(ITパスポート試験、高校情報科)。
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