キャリア
【連載】冒険者の地図:「感覚的な仕事の進め方を止めよう!」——AbemaTV・木村公一さんが挑んだQAチームの標準化(後編)
株式会社AbemaTVDemelopment Div.木村公一さん
目次
(前編はこちら)
業務委託として携わった「AbemaTV(現ABEMA)」立ち上げの成果が認められ、専属のQAチームで働くことになったAbemaTVの木村公一さんは、2017年4月にサイバーエージェントグループの正社員となった。
ローンチの当初から上層部に言われていたのは、ABEMAをテレビと同等の品質にしたいということ。「テレビはどの端末でも、どこでもちゃんと映ります。その高いレベルが求められました。ですから、予算を最小に抑えて最大効率を出すのではなく、ある程度のリソースを投じてでも品質を高めてほしいというオーダーでしたね」と木村さんは振り返る。
実際、QAチームは木村さんの下に3人のメンバーが就いた。これだけの人員規模は、立ち上がったばかりのサービスにおいては異例だった。
そうした状況の中、社員になった木村さんに、新たに課せられたミッションは、サービス品質のさらなるレベルアップに加えて、強い組織を作ること。個の力だけでQAをスムーズに回していくのは限界だと、木村さん自身も痛感していたからだった。
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