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「ConTrack」FMEA Insightエディション

トレーサビリティ管理ツール「ConTrack」は、システム開発現場での"使いやすさ"を徹底的に追求した新しいトレーサビリティ管理ツールです。

ConTrackのコンセプト

FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)は、製品の安全性を確保するための分析手法として、自動車での開発現場において広く利用されています。

FMEA Insightエディションは、トレーサビリティ管理とともに米独の新しい標準ルールに則したAIAG※1 & VDA※2 FMEAに対する活動の作業負荷を低減する機能や、過去のFMEA分析結果を流用できる機能を追加しており、安全性分析を行うエンジニアの負荷低減を支援いたします。

※1 AIAG(Automotive Industry Action Group):全米自動車産業協会
※2 VDA(Verband der Automobilindustrie):ドイツ自動車工業会

故障分析の関係性

故障分析の関係性

従来FMEAとAIAG & VDA FMEAの違い

従来FMEAとAIAG & VDA FMEAの違い

導入メリット

  • POINT1 今までのFMEAに対する活動のノウハウを蓄積し、以後の活動に流用可能
  • POINT2 入力補助機能で負荷軽減
  • POINT3 トレーサビリティの機能連携で複雑な情報を自動的に構築

特長

 FMEA分析結果の流用

過去の分析結果を新しい製品開発に流用し、新しく追加された機能や、設計の変更箇所に絞ってFMEAを行うことで、流用開発・差分開発時の負荷を大きく軽減します。ノウハウの継承が難しいFMEAの活動についても、過去の知見をデータとして蓄積することができます。

FMEA分析結果の流用

FMEA分析結果の流用イメージ

 FMEA分析画面での入力支援機能

ガイドワードの自動セット、故障影響を入力することで自動的にひも付くSeverityをセットする機能、納品先の基準に応じた自動AP再計算機能など、豊富な入力支援機能によって、FMEA分析結果の入力作業負荷を軽減し、支援します。

入力支援機能

入力支援機能

 分析対象と上位/下位の連結

ConTrackのトレース編集機能を利用することによって、AIAG & VDA FMEAが求める分析対象(Focus Element)と上位(Focus Elementの組み合わせによって実現される上位概念の機能)、下位(Focus Elementの構成要素)をひも付けることができます。FMEA分析を行う画面では、この連結された情報を基に自動的に分析対象と上位/下位を連結し、複雑な分析用データを自動的に準備することができます 。

機能

 FMEA Insight専用文書解析エンジン

分析対象と上位/下位の「構造」「機能」について、これらの階層構造を含めてExcelで記述することができます。FMEA Insight専用の文書解析エンジンでは、Excelファイルの中から「構造」「機能」を抽出して、FMEA分析の活動に利用することができます。

 FMEA分析画面

FMEA分析の結果を入力することができる専用の画面です。
故障モードなどは既に他の行に入力されている情報をリコメンド表示しますので、コピー&ペーストの多用手入力による入力ミスを防ぎやすくなっています。
また、故障モード分析中や、Severity・Occurrence・Detection分析中、是正措置結果の入力中など、FMEA活動の状況に合わせて表示列を切り替えることができます。
表示列設定はユーザーごとに設定可能ですので、ユーザーの役割、利用シーンに応じて、分析や分析結果のレビューが実施しやすくなっています。

 是正措置検討結果の入力補助

是正措置検討が必要な故障モードについて、RedmineやJira Softwareへチケットを切り出してタスクをフォローすることができます。
チケットに記入された是正措置検討結果については、Optimizaiton報告用の情報としてRedmineやJira SoftwareからConTrackへ取り込むことができます。

ConTrack FMEAエディション

FMEA Insight エディション