Service
テスト自動化ソリューション
テスト自動化ソリューションは、ソフトウェアの第三者検証のパイオニアであるベリサーブの知見を駆使して、テスト自動化の仕組みの構築から、実運用までを支援するサービスです。自動化により、網羅性が高く正確なテストを実現し、テスト品質の向上に貢献いたします。
導入メリット
- POINT1 効果的なテスト自動化の実施により、開発側と素早い連携が可能となり、開発サイクルの高速化を実現します。
- POINT2 テストにおけるミスの防止や、テストプロセスの標準化により、不具合修正にかかるコストの削減につながります。
- POINT3 テストに関わるメトリクス(指標)を継続的に収集することで継続的なテストプロセスの改善に貢献します。
テスト自動化の現状とメリット
これまで手動で実施されてきたテストを自動化することにはさまざまなメリットがあります。よく知られるメリットとして、「テスト工数の削減」が挙げられますが、その一方、取り組んだテスト自動化が思ったほど成果を上げられない、あるいは長続きしない、という例も多く見られます。その原因としては、テストケースの成熟度、反復度を正しく識別できていなかったり、テスト自動化にかかるコストを正しく見極められていないことが挙げられます。
テスト自動化にかかるコストには、
- テスト自動化実装自体のコスト
- 最適化のための結果分析コスト
- テスト自動化運用のコスト
- などが挙げられます。
テスト自動化実装自体のコストは、一般的に1回の手動テスト実行の3倍程度のコストがかかると言われています。最適化のための結果分析コストと、テスト自動化運用のコストは、テスト自動化実施期間中に継続してかかるコストです。これらの自動化コストが、手動で実施する場合のコストを確実に下回る状況を見極めて適用しなければ、ROIの面からはテスト自動化が成功したとは言えません。コストを適切に抑えるにはテスト自動化に関する知識と経験が必要となります。
テスト自動化のメリットは、テスト工数削減だけではありません。自動テスト環境を構築し、テストを繰り返し行うことで、バグをより早い段階で発見し、機能追加や仕様変更によるデグレードリスクの防止にも貢献します。また、継続的なメトリクス測定(ソフトウェア品質測定)をもとにしたプロジェクトの素早い状況把握を可能にします。開発生産性の向上と品質強化に大きく貢献する自動テストは、市場ニーズの変化に合わせて、製品を継続的に成長させるための重要な基盤となり得ます。
ベリサーブは、お客様の製品とビジネスを成功に導くテスト自動化導入支援とテスト自動化環境をご提案させていただきます。
テスト自動化で開発サイクルを加速
テストの自動化を成功に導くには、自動化できるテストケースを設計段階で見極め、自動化を前提としたテスト設計をすることが重要です。ツールと各種サービスを組み合わせることで、お客様のご要望に応じたシステムと体制をご提案いたします。
ベリサーブのテスト自動化ソリューションの価値は、お客様の開発サイクルを加速させることです。
設計フェーズでは、開発プロセス、テストプロセスの診断を実施し、サポートします。
導入フェーズでは、各種自動化ツール、CI※、SCM※の選定・導入とテストケースの実装を行います。
運用フェーズでは、テスト結果やツールのアウトプットを分析、開発側へ素早いフィードバックを行います。
これらにより開発サイクルの加速が実現します。テスト自動化の環境は、変化の速度に合わせた製品・サービスの進化に欠かせない重要な基盤となり得ます。
- CI:Continuous Integration(継続的インテグレーション)
SCM:Software Configuration Management(ソフトウェア構成管理)
改善例 不具合修正コストの削減
某大手企業様の事例発表では、システムテストフェーズにおけるテスト自動化の取り組みの前後で、不具合修正日数が半減した、という報告がありました。テスト自動化は不具合修正コストの削減のみならず、デリバリー日数の短縮にも貢献できることが示されています。
評価結果:システムテストフェーズでのテスト自動化導入によるバグ修正日数のBefore/Afterを比較したグラフ
※システムテストフェーズでの自動化導入前後で、バグ修正にかかる日数の中央値が導入前の5日から、2日まで減少
「自動テスト」から「品質モニタリング」そして「品質インテリジェンス」へ
「自動テスト」は機能や、一部の非機能をテストし続けます。静的テストや各種メトリクス分析など、品質にまつわる情報を収集し、現状を常にモニタリングできるようになるのが、次のレベル「品質モニタリング」です。さらに一歩進めて、多様な定量情報のトレンドの良し悪しをシステム自体に判断させて、適切な範囲にアラートを発行する「品質インテリジェンス」のレベルまで到達すると、ソフトウェア開発の足元は盤石であると言えます。
テスト自動化導入前 | テスト自動化導入後 |
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設計変更の際、影響範囲の特定に時間を要する。 | 自動回帰テストにより、設計変更の影響範囲を常に検証できるようになる。 |
レビューや単体テストなどの開発中のプロセスにおいて、メトリクスの取得が困難。データを集計、分析する場所もない。 | 自動テストシステムが各種メトリクスを自動的に収集。分析方針も実装しておくことで、プロジェクトマネージャーは、分析結果を見ながら次のアクションに向けた判断をするだけで済むようになる。 |
テストの進捗状況やテスト結果の分析には、分析スキルを持つ専属の担当者が必要で、分析と結果の共有が速やかに行えない。 | テスト進捗やテスト結果は即時に集計、報告、共有することが可能。全員で品質をモニタリングしながらプロジェクトを推進することが可能になる。 |
自動テスト全体イメージ(開発のプロセス)
当社の強み
テスト自動化の前後もサポート
適切に分析、設計されたテストでなければ、自動テストシステムの効果が発揮されません。また、テスト自動化システムの効果が薄れてきた際には、新たなテストの観点や分析手法を取り入れることが重要です。ベリサーブはこのテスト分析、設計技術とその研究開発(産学協同、オープンコミュニティ含む)に継続的に取り組んでおり、最新技術の早期獲得を最大の強みとしています。
あらゆるツール、環境への対応と提案力
HP社QC/UFT、Selenium Web Driver、Appiumなどの、デスクトップ、ウェブ、モバイルに対するテスト自動化ツールのデファクトスタンダードを初め、自社開発ツールによる組み込み分野への対応拡張など、ベリサーブがこれまでテストに携わったあらゆるソフトウェア・ドメインに対し、テスト自動化のご提案が可能です。
全社一丸のサポート体制
現場で発生した技術的課題の解決には、ベリサーブが構築しているリアルタイム情報共有基盤を活用することで、本社技術部門や、支援部門などが一丸となって解決に当たります。
掲載されている製品名、会社名、サービス名、ロゴマークなどはすべて各社の商標または登録商標です。