Service

フィールド評価総合支援サービス

フィールド評価総合支援サービスとは、AD(自動運転)やADAS(先進運転支援システム)などのフィールドテストを必要とするシステムに対して、ワンストップで支援するサービスです。AD/ADAS向けシステムの進化、発展に伴い、実車両による走行で車載機器や関連アプリケーションの機能確認など、さまざまなサービスやプロダクト開発の品質向上を総合的にご支援します。

導入メリット

  • POINT1 海外25カ国での実車両による豊富なフィールドテスト実績に加え、走行ルート設計を支援するベリサーブ独自システムの活用で総合的なご支援が可能です。
  • POINT2 実車両とスマートフォンアプリ間の互換性・接続性検証など、さまざまな視点・観点で車両とアプリケーションをつなぐ総合的な評価をご支援します。
  • POINT3 開発遅延などによるスケジュール変更、災害や悪天候などによるルート再設計など、数多くの突発的な事象へのフレキブルな対応が可能です。

フィールドテストにおけるニーズの背景

昨今、AD/ADAS向けの開発競争が激化し市場への投入が進む中、より高度な研究開発が進み、複雑で膨大な量のソフトウェアが搭載されております。また、それらの動きに呼応して、コックピット内(運転席周り)における人と車両のインターフェースも高度化しています。このような状況において、机上シミュレーション環境下での検証・評価が進むものの、信頼性確保の観点においては、実車両を用いた公道でのフィールドテストがますます重要になっています。また、各種表示機能のデジタル化が進展したことにより、視認性、操作性、移動の利便性に加え、コックピットの快適性などさまざま品質特性視点での確認が求められています。一方で、実車両でのフィールドテストを行うには、専用ドライバーの確保、走行ルート設計およびテストの運営など、さまざまな事項に対応しなければならず、お客様の大きな負担となっています。


AD/ADAS車載メーカー様の声


AD/ADAS車載メーカー様の声

フィールドテストにおけるニーズの背景


フィールドテストにおけるニーズの背景

ベリサーブの
「フィールド評価総合支援サービス」が
解決します


サービスの概要

要求分析から、走行ルート設計、走行計画を策定し、車両、ドライバー、エンジニアなどの各種手配を行います。各種の車載機器を搭載した実車両を国内外の公道で実走行しながら、車載機器や関連アプリケーションの機能確認など、さまざまなサービスやプロダクト開発の品質向上を総合的にご支援します。

サービスの流れ ~車載カメラセンサー時の事例~

フィールド評価総合支援サービスの流れ

サービスの特徴

(1)国内外の豊富な実走行実績と最適な走行ルート設計支援

海外25カ国での実車両による豊富なフィールドテスト実績に加え、海外のサプライヤー車載機器の機能確認、コックピット、関連アプリケーションなどの評価を行う上で必要な、英語でのコミュニケーションが可能な日本人技術者のアサインが強みです。また、走行ルートの設計を支援するFTマップシステム※1 や、評価観点をまとめたTREES※2という当社独自のシステム活用することで、総合的にご支援可能です。


ITの進化に呼応した継続的なサービスのアップデート


(2)コネクテッドプラットフォームと実車両をつなぐ総合的な評価支援

以下のようなさまざまな視点、観点で車両、アプリケーションをつなぐ、総合的な評価※3をご支援します。

  • 実車両による車載機器の評価
  • コネクテッドプラットフォームとつながる実車両とスマートフォン間(エンドtoエンド)の評価
  • スマートフォンアプリと各車両に設置されたコックピット内のDA(ディスプレイオーディオ)などとの互換性検証
  • CP (CarPlay)※4/AA (Android Auto)※5対応スマートフォンとの接続性検証
  • BT/BLE※6接続ベンチマーク評価


充電スタンドの地点情報のアップデート
充電スタンドの地点情報の
アップデート
フリートマネジメントと安全運転施策のアップデート
フリートマネジメントと
安全運転施策のアップデート
車載機器向けデータの収集・蓄積
車載機器向けデータの
収集・蓄積
関連諸団体での活動を通した新しい指針や方向性を迅速に適用
関連諸団体での活動を通した
新しい指針や方向性を
迅速に適用

(3)実績に裏付けされたフレキシブルな対応

開発遅延などによるスケジュール変更、災害や悪天候などによるルート再設計およびコース障害での標識などの視認不能によるデータ再収集など、数多くの突発的な事象(リスク)への対応が要求されます。プロジェクト全体の遅延につながる各種の事象に対して、フレキブルな対応が可能です。




(4)ITの進化に呼応した継続的なサービスのアップデート

電気自動車の登場に伴う充電スタンドの地点情報のアップデート、フリートマネジメントと安全運転施策のアップデート、車載機器向けデータの収集・蓄積、関連諸団体での活動を通した新しい指針や方向性などをいち早く取り入れることで、サービス内容の拡充を図り、お客様に常に最新の品質向上活動に寄与します。



※1 当社が過去対応した実車両での評価ノウハウを、地点情報(例えば車線数、EV充電スタンドなど)として登録し、走行ルートの設計活動を支援する目的で
開発された独自のツールです
※2 当社が過去対応したテスト観点を抽象化、構造化したノウハウとして登録し、テスト設計活動を支援する目的で開発された独自のツールです
※3 その他、コックピット全体のUI/UX(視認性、利便性、快適性など)の観点での評価、ログデータの収集、センサーデータの収集、収集済みセンサーデータのアノテーション業務など、さまざまなご要望にも対応しています
※4 CP(CarPlay):Appleによって開発されたカーモニターに接続してiPhoneを操作する規格で、LightningケーブルまたはBluetoothを使ってiPhoneを車に接続して使用するアプリケーション
※5 AA(Android Auto):Googleによって開発されたAndroid端末を自動車内での利用に最適化するためのアプリケーション
※6 BT/BLE:Bluetooth / Bluetooth Low Energyの略

掲載されている製品名、会社名、サービス名、ロゴマークなどはすべて各社の商標または登録商標です。