Service
車載システム仕様品質向上支援サービス
車載システム仕様品質向上支援サービスは、車載ソフトウェア開発における要求仕様書の品質を向上させ、開発・テスト工程での手戻りを防ぐことを目的としたサービスです。さまざまな視点からレビューを行うことで仕様書の曖昧さを取り除き、プロジェクト全体のQCDの向上に寄与します。
車載システム仕様品質向上支援サービスの導入メリット
- POINT1 開発上流工程における、要求認識の齟齬を無くし、納期やコストの短縮を図れます。
- POINT2 車載分野での検証に長けたエンジニアが読み手視点でのレビューを行うことで、読みやすく齟齬が起こりにくい仕様書が作成可能になります
- POINT3 テスト設計者の視点、要求間関係性やモデリング視点など、多くの視点から適切な視点を選び、効率的なレビューを実現します。
車載システム仕様品質向上支援サービスとは?
説明が不足している、曖昧な表現が多いなど、読み手に認識齟齬を起こさせる仕様書は、開発・テストに悪影響を及ぼします。その結果、実際の要求とは異なる仕様で設計・開発が進み、後工程で手戻りや修正が発生するなど、プロジェクト全体の品質低下を引き起こす要因となり得ます。
要求仕様書品質向上サービスは、仕様の問題傾向に応じた視点で仕様書をレビューし、上流工程で仕様書をレビューし、品質の高い仕様書に仕上げることで、プロジェクトのステークホルダー間の認識齟齬を無くし、要求仕様に沿ったスムーズな開発・テストの実現に貢献します。
要求仕様の品質を向上させ、プロジェクトのQCDを向上
具体的なサービスの内容
要求仕様書品質向上サービスでは、レビュー視点を複数準備し、お客様のご要望や上流開発における問題の傾向や深さに応じて、必要なレビュー視点を提供します。レビュー視点を狙い、絞ることにより、改善したい問題点を効率的にレビューします。また必要に応じて、用語集やライティング規定の作成も行います。
サービスの流れ
さまざまな視点から要求仕様をレビュー・分析
当社の取り組み
当社は完成車メーカー様や部品供給業者様に対して、多くの車載システムや車載ソフトウェアの検証を実施しています。それらで得た経験、知識を活かし、本サービスの提供に向けた手法の開発に努めています。レビューの質の底上げ、向上を目指し、レビューガイドラインを日々拡充しています。
また、サービス力の向上を目指し、要求工学の有識者にご協力をいただき、効果的に要求仕様の問題を摘出する手法を開発しています。これら手法の開発は継続的に実施しており、今後も提供サービスを拡大する計画です。
当社の検証経験や外部の知見をインプットとしてサービス改善へ活用
サービス導入事例
事例1
開発手戻りが多く、要求仕様書の品質向上を目指しているお客様に対し、必要とするレビュー視点の設定を行いました。レビューはお客様と協働し、当社は日本語文法に関する視点でレビューを実施しました。また、レビュー結果を分析し、要求仕様書作成ガイドラインの作成を行いました。結果、開発者・テスト設計者からの質問数の低減に繋がりました。
レビューのイメージ
事例2
要求仕様書の更新をさまざまな人が頻繁に行っていたため、要求仕様書が煩雑で読みにくく、メンテンナンス性も低下しているお客様に対して、要求仕様書の整理を行いました。要求標準の視点を用いて要求仕様書の構造を整理、更新頻度も考慮し、冗長性の低減を目指した仕様書構造としました。 また、要求抜けや理解しやすさ、管理しやすさを考慮し、USDMを用いてID管理、階層の整理、変更理由の明確化を実現しました。お客様の組織における標準仕様書として活用いただいています。
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