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車載OTA品質向上支援サービス

車載OTA品質向上支援サービスは、OTA技術を活用した車載ソフトウェア更新を品質面から包括的にサポートするサービスです。
自動車のSDV(Software Defined Vehicle)化に伴い、ソフトウェアの規模が拡大し、クラウドを活用した自動車の管理が進化しています。それには、クラウドから無線でソフトウェアを更新するOTA(Over The Air)技術が不可欠ですが、更新対象の電子機器が増えるため、品質管理が複雑になってきています。当社は、自動車業界での豊富な実績と他分野でのソフトウェア品質に対するノウハウを活かし、効率的な更新管理、高品質なソフトウェア開発、そして幅広い経験と豊富な知識で支援します。これにより、車両の安全性、性能、そして利便性の向上に貢献します(図1)。

図1:車載OTAの品質に対するニーズの背景

車載OTAソフトウェア更新の品質向上支援サービス

  • POINT1OTAによる車載ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)のソフトウェア更新の検証支援
  • POINT2 各種動作の検証支援
  • POINT3各種データの品質管理支援
  • POINT4プロセスおよびシステムの検証支援

車載OTAでこんな課題はありませんか?

  • ソフトウェアの更新前後の情報を把握できる仕組みを整理したい
  • OTAを活用したサービスを出したいが、サービスインするまでの確認ノウハウが不足している
  • ソフトウェアを更新しても問題ないか確認したいがノウハウが不足している
  • どの車両にどのソフトウェアを配信するかが複雑で、管理が難しい
  • OTAを検討したいが開発時の調整や品質の方法に困っている
「車載OTA品質向上支援サービス」で車載OTAに関する課題を解決!
ベリサーブの知識・スキルを持ったエンジニアが
車載OTAの品質向上を支援します!

車載OTA品質向上支援サービスとは

車載OTA品質向上支援サービスは、OTA技術を活用した車載ソフトウェア更新を品質面から包括的にサポートするサービスです。自動車のSDV(Software Defined Vehicle)化が進む中、車両の機能はますますソフトウェアに依存しています。このため、ソフトウェアの更新や機能追加を迅速かつ安全に行うことが求められています。

当社のサービスは、豊富な経験と専門知識を活かし、以下の具体的な支援を提供します。

  1. In-Car開発:車載ECUのソフトウェアアップデートの検証、システム統合テスト、リアルタイム動作検証を行い、車両の安全性と性能を確保します。
  2. Out-Car開発:ソフトウェア配信サーバーや関連サーバーの運用品質向上、配信単位や更新データ、トレーサビリティ情報の管理をデータ品質の視点からサポートします。また、配信フローや法規の観点からプロセスやシステムを検証し、リスクとなる要素を検証・支援します。

これにより、車両の安全性、性能、そして利便性の向上に貢献します(図2)。

図2:車載OTA品質向上支援サービス

車載OTAの特長

安全性の向上

新しいソフトウェアの配信対象の選別から配信時の挙動、更新後の状態に至るまで、全配信プロセスを包括的に検証し、車両の安全性を確保します。また、ECUのプログラム更新の際には、ECUのバージョンに配慮した適切な配信設定情報を作成し、機能の安全性を高めます(図3)。

図3:ソフトウェア更新の過程を包括的に検証し、機能の安全性を高める

信頼性の向上

データセンターから配信された更新データがECU内で想定通り動作しているかどうかを検証します。その際、改変された機能・サービスの検証と共に、以前は存在しなかったバグが発生したり、すでに実装済みの機能がなくなったりしていないかなど、この改変が他の機能・サービスに影響を及ぼしていないかを検証し、機能の信頼性を高めます(図4)。

図4:更新データが想定通り動作しているかどうかを検証し、機能の信頼性を高める

トレーサビリティーの向上

国際基準であるUN-R156※1が求めるセキュリティ要求に準拠し、ソフトウェア更新前後の構成情報を把握できる仕組みを構築します。これにより情報管理の透明性が高まり、トレーサビリティーが大幅に向上します。

※1 UN-R156:国連欧州経済委員会(UNECE)の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)が2020年6月に採択した自動車のソフトウェアアップデートに関する国連規制のこと。

正確性の担保

検証プロセスでは規制や規格を順守しながら効率的に実施します。また、机上や車両を使った(停車・走行状態)環境で動作確認を行います。ソフトウェア更新後の状態をプロセスとシステムの両面から検証することで、更新したソフトウェアの正確性を担保します(図5)。

図5:机上、車両、路上で動作確認し、更新ソフトウェアの正確性を担保

リスクの可視化

ソフトウェア更新に対する工数や手間のかかる運用プロセス、OTA配信の制限や使用しづらいシステムなど、ソフトウェア更新時にリスクとなりうるプロセスや運用環境を運用品質の観点から検証し、早期にリスクとなる項目を洗い出し対応策を提案します。これにより、OTA運用時のリスクを可視化し先手を打つことができます。

価格

サービスの価格については当社までお気軽にお問い合わせください。

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